墨さん 空き家を場にする人の、墨出し役
家を建てる前、大工はまず墨を打つ。

買う前から、
ひらく日まで。

空き家を「場」にするまでの全工程に、基準の線を打つ。
墨出しの番頭AI——墨さん。
墨さんを使ってみる
無料で公開中 — 架空のデモ物件で、5分でまわせます
SCROLL
THE REALITY

まず、こういう現実があります

空き家に出会うのは、簡単になりました。そのあとが、誰の仕事でもない。
900万戸
全国の空き家。うち賃貸にも売りにも出ていない「その他空き家」が385万戸
総務省 住宅・土地統計調査(2023)
4つの産業
不動産・建築・行政・金融。判断材料は散らばり、束ねる仕事は本人に丸投げされる
どの窓口も、自分の領分しか答えない
買う前
失敗の型は3つ——用途で立たない・権利が解けない・傷み×資金で止まる。どれも買う前に仕込まれる
そして、どれも買う前に見える

「この家で、自分のやりたい場が立つのか」——それを教えてくれる人が、どこにもいない。
仲介は成約が、工務店は受注がゴール。「買わない方がいい」を言うと損をする構造が、商流のなかにある。

だから、途中で諦めるか。勘で買って、途中で止まるか。
そこが、墨さんの出発点です。

WHO IS SUMI-SAN

墨さんとは

読みは、すみさん。大工の墨壺から名前をもらいました。
すみをうつ

家づくりで、いちばん最初にやる仕事は、刻むことでも組むことでもありません。墨を打つこと。水平の線、中心の線、切る位置の線——基準の墨です。

墨は、何も作りません。でも、すべての仕事が墨に従う。そして墨は、決めません。刻むのは職人、決めるのは施主。墨は、間違えたら戻れる場所を残すために打たれます。

墨さんは、その役をAIでやります。空き家に出会った日から、場がひらく日まで。判断はぜんぶあなたに残して、基準の線だけを打ち続ける。声で話せば、確かめた事実が帳面に積もり、1枚のカルテに育っていきます。

「AIが決めてくれるアプリ」ではありません。
墨さんは、買う判断を1度もしません。

FOUR INK LINES

墨さんが打つ、4本の墨

大工の墨には、それぞれ名前があります。墨さんの仕事も、この4本だけ。
ろくずみ

陸墨

水平の基準 = 🚦判定と現在地

いま、事実はどの高さにあるか。確かめた事実だけで引く水平の線。推測では埋めない。データがない場所には「聞き方」を返す。

しんずみ

芯墨

中心の線 = あなたの場の芯

この場は、何のための場か。帳面の記憶から引き続ける中心線。話が金額や坪数に流されたとき、墨さんは芯を指す。

きりずみ

切り墨

切る位置 = 次の一手

次にどこへ刃を入れるか。次の一手は、多くて2つ。「全部やれ」とは言わない。窓口ごとの台本つきで渡す。

にげずみ

逃げ墨

基準の控え = 帳面とカルテ

あとから確かめられるように写した控えの線。日付と出どころつきで、あなたの端末に残る。サーバには残らない。

FIVE STAGES

5つの道のり、ぜんぶに墨を打つ

判定は、入口の一本目の墨にすぎません。出会う日からひらく日まで、工程ごとに打つ墨があります。
01

出会う

気になる空き家の話をする。8つ答えると、🚦買う前判定(青・黄・赤)と、確かめる宿題が出る。まだ買わなくていい。「わからない」は、わからないでいい。
ここで打つ墨答えから機械的に判定する。推測で埋めない。データがない場所には「誰に、何を聞くか」を返す。
02

確かめる

都市計画課・法務局・現地・保健所・工務店。電話は、台本を読み上げるだけ。回ってきた回答で、判定が動く(黄→青、ときに赤)。
ここで打つ墨台本を一語一句書く。答えは作らない。窓口の回答だけが「確かめた事実」として、日付つきで帳面に載る。
03

手に入れる

判定が青になってから。手付は「引き返す扉を閉めるお金」——宿題が残っているうちは、打たない。
ここで打つ墨宿題が残っていたら「待った」と言う。買う後押しは、最後までしない。言っていい事実はひとつ——引き返せるのは、契約の前まで。
04

直す

部位を撮って、墨さんの見立てを聞く。DIYでやれるもの・資格が要るものを分けて、順番に進める。家族と工務店には、同じ1枚を見せる。
ここで打つ墨写真は個別具体に見立てる——症状・原因の候補・緊急度。「大丈夫」だけは言わない。順番だけは強く言う: 許認可に要る→客を呼ぶ→あとまわし。
05

ひらく

用途変更・保健所・消防・開業準備、そして初日。ここで、一周がひと区切り。
ここで打つ墨帳面を、1枚のカルテに締める。望むなら、あなたの記録を次の誰かの灯りにする——本人の同意だけで。
THREE PROMISES

墨さんが、あえてやらないこと

できないのではなく、しないと決めています。
01

診断書を、書かない

見立ては具体的にします——症状・原因の候補・緊急度・次の一手まで。言わないのは2つだけ。「大丈夫」という安全宣言(写真には床下も中身も写らない)と、「耐震診断」など制度の名前(建築士の領域)。そのかわり、危険の方向は、具体的に強く言います。

02

代わりに、やらない

電話も、申請も、契約も、代行しません。仲介もしなければ、自ら売買もしません。台本は一語一句書きますが、読むのはあなた。あなたの声で聞いた回答だけが「確かめた事実」として帳面に載ります。

03

買う後押しを、しない

「大丈夫」「いける」を、自分からは言いません。締切で急かしません。数字と法規も作りません——断定できるのは、窓口回答・登記・実測だけ。言っていい事実はひとつだけ。「引き返せるのは、契約の前まで」。

この3つは、誠実さの演出ではなく生存戦略です。「大丈夫」と言った1軒の事故が、積み上げた信頼をぜんぶ持っていく。
だから墨さんは、成約にも工事にも課金しません。「買わない方がいい」を言える立場は、収益の形からしか作れないからです。
TALK WITH SUMI-SAN

声で、話せます

墨丸を、とんとん。話しはじめも、話し終わりも、あなたが決めます。
墨さんLISTENING
柱に大きなひびを見つけて…写真を送ります。これ、買っても大丈夫ですか?
見せてもらった。乾いた古いひびに見える——ただ、写真には床下と中身が写らない。だから「大丈夫」は、わたしからは言えない。
代わりに、順番を打とう。工務店に「土台と柱脚を見てほしい」と言う。台本を書いた——読み上げるだけでいい。
帳面に記した: 南側の柱にひび(写真)。工務店の確認待ち — 8/21

とんとんで話し始める。
もう一度とんとんで、渡す。

墨さんからは、割り込みません。黙っている時間は、考えている時間。マイクが使えないときは、そのまま文字で続きます——行き止まりは作らない。

話したことは、裏で帳面係が言った言葉のまま記します。要約も、言い換えもしない。記録の本体はあなたの端末の中にあって、サーバには残りません。

とんとん起動割り込まない文字でも話せる帳面は端末の中今日の日付はサーバが担保
PROPERTY KARTE

一周の結果は、1枚の紙になる

墨さんに「先生の画面」はありません。見せる相手は、現実にいるからです。

同じ1枚を、4つの相手に。

確かめた事実・判定・見立て・概算——一周のすべてが、印刷できる物件カルテに締まります。画面ではなく紙。相手にアプリを入れさせないためです。

家族へ答え合わせの1枚。絵と事実があると、話が感情の外に出られる
窓口へ確認の台紙。回答は日付と課の名前つきで帳面に戻る
建築士へ点検の絞り込み。「プロに見せる箇所」の写真セット
工務店へ注文書のもと。「この概算・この絵で施工できるか」=握り
絵は複製できる。
握りは複製できない。
物件カルテSUMI-SAN / 2026-08
物件元・呉服店の町家(デモ)
🚦判定 — 確かめることが2つ残っている
確かめた事実用途地域=近隣商業(都市計画課・8/12)/ 登記=単独名義(法務局・8/15)
残る宿題保健所の事前相談 / 土台と柱脚の点検(工務店)
見立て南側柱にひび(乾性・経年の可能性)。床下は未確認
次の一手①保健所に電話(台本あり) ②工務店に点検依頼
このカルテは架空のデモです。数字・判定は事実の主張ではありません。
FOR PEOPLE LIKE YOU

こんな人のための道具です

3人とも架空です。でも、どの「わからない」も実在します。
CASE 01 — 青が出るまで

祖母の家を、地域の本屋にしたい

名義は登記も済んでいる。用途地域も住居系——それでも、保健所の事前相談を「契約の前に」。仏壇と大黒柱をどう残すかは、家族会議の話。カルテが、その会議の1枚になる。

進める見込み — 事前相談まで済ませる
CASE 02 — 黄のまま進めない

海の見える空き家で、週末カフェを

未登記の共有、用途地域も不明。この状態で手付を打つと、あとから必ず止まる。宿題は4つ——どれも今週から確かめられて、電話の台本つき。

確認してから — いまは買わない
CASE 03 — 赤を、ちゃんと言う

あの家で、小さな宿を

第一種低層住居専用地域では、旅館業の許可が下りない。交渉の壁ではなく、法律の壁。でも想いは消えない——民泊への切り替えや、家を変える道を、芯墨から並べ直す。

この家では立たない — 場を変える
WORK WITH SUMI-SAN

導入のかたち

窓口は順番に開けます。いまは、個人向けの無料公開から。
個人の方FOR YOU
いま、無料で公開中。架空のデモ物件で、問診→🚦判定→台本→帳面→カルテの一周が5分でまわせます。声でも文字でも話せます。墨さんを使う
● 公開中
自治体の方FOR CITY
空き家バンクの物件に「カルテと完成の絵」を標準装備し、売れない棚を「買える棚」に変える構想を進めています。判定・台本・カルテの部品があれば、建築が専門でない職員・協力隊員も「次に何を確かめるか」を渡せる伴走者になれます。
○ パイロット準備中
工務店の方FOR BUILDER
墨さんは施工をしません。だから「握りの共同著者」が要ります——概算の較正と、「この見積もりでやれる」の確認役です。一周を終えた相談者は、確かめた事実が1枚に揃った状態で来ます。質の高い相談が、注文書のもとを持って来る。
○ パートナー準備中
ひとつだけ、決めていることがあります——
成約にも、工事にも、課金しない。
「買わない方がいい」を言える立場を、守るためです。
FROM THE MAKER

つくり手から

空き家は、900万戸あります。でも本当に足りていないのは家でも、お金でもなくて、「この家で、自分の場が立つのか」に付き合ってくれる相手だと思っています。

仲介の人も、工務店の人も、みんな真剣です。ただ、成約と受注の手前にある長い「わからない」だけが、誰の仕事でもない。そこで諦めた人の数は、どの統計にも載りません。

墨さんは、決めてくれるAIではありません。買う判断を1度もしないまま、出会う日からひらく日まで、基準の線だけを打ち続けます。まわりくどい道具です。でも、場をひらくのは、いつだって本人です。その順番だけは、間違えたくありませんでした。

つくり手横森 翼

FAQ

よくある質問

Q1墨さんは、何をしてくれるんですか?
基準の線を打ちます。🚦判定(いまの現在地)・次の一手(多くて2つ)・窓口ごとの聞き方の台本・帳面とカルテ。決めることだけ、しません。
Q2AIが「買っていい」と判断してくれるんですか?
いいえ。判定は「確かめるべきことが、まだ残っているか」の信号です。青は「宿題が残っていない」であって、「買うべき」ではありません。買う判断は、最後まであなたのものです。
Q3建物の診断はしてくれますか?
診断書は書きません。ただし見立てはします——写真から、症状・原因の候補・緊急度・次の一手まで具体的に。言わないのは「大丈夫」という安全宣言と、制度の名前だけ。危険の方向は、強く言います。
Q4買った後も使えますか?
そこからが本番です。直す工程では写真の見立てと順番を、ひらく工程では許認可の道すじを。出会う日から、場がひらく日までの全工程についていきます。
Q5記録はどこに保存されますか?
あなたの端末の中です。サーバには残りません——会話は、返事を作るときに通り抜けるだけ。カルテにして誰かに見せるかどうかは、あなたが決めます。
Q6料金はかかりますか?
いまは無料で公開しています。決まっている一線がひとつだけあります——成約にも、工事にも、課金しない。「買わない方がいい」を言える立場を守るためです。
Q7どの地域でも使えますか?
道具は全国で使えます。ただし墨さんは、数字や法規を自分から断定しません。用途地域や保健所の基準は自治体ごとに違うからです。そのかわり、あなたの自治体の窓口への聞き方を渡します。
Q8不動産業者や工務店なんですか?
どちらでもありません。仲介も、売買も、施工もしません。免許の要る領域には入らず、その手前の「わからない」に立ちます。プロが必要な場面では、プロへの聞き方と見せる1枚を用意します。
Q9なぜ「墨さん」という名前なんですか?
大工の墨壺からです。家づくりで最初の仕事は、基準の線=墨を打つこと。墨は何も作らないけれど、すべての仕事が墨に従う。そして墨は決めない——刻むのは職人、決めるのは施主。そういう道具でありたいからです。
Q10いま、何ができて、何がまだですか?
正直に: いまの墨さんは、問診→判定→台本→帳面→声の会話→カルテまで。写真からの見立てと完成イメージの絵は、準備中です。工程は「出会う・確かめる」から順に増やしていきます。できていないことを、できるとは言いません。

買う前から、ひらく日まで。

架空のデモ物件で、最初の一本の墨を。5分でまわせます。

墨さんを使ってみる